その日まで…。

はじめての婚外です。 誰にも言えない秘密の関係。 忘れないように綴っていけたらと思っています。

一巡したね

今日はすごく綺麗な夕日だったよ。

りょうにも見せたかったな。

空気はすっかり秋になったね。紅葉見にいこうね。


輝さんからそんなメールが届きました。





付き合い始めの冬の季節から春、夏。

そして秋。

早いね、もう季節が一巡したんだね。

それぞれの季節に思い出もできて、これからも増えていく、たぶん。

輝さんのそばで季節が移ろいゆく様を眺めたり、感じられる事が私の幸せのひとつ。

ずっとずーっと続くと良いのになぁ…なんてね。


私のなかの乙女ちゃんが顔を出した秋の日でありました(о´∀`о)

それから

最初の頃

7年の片想いは何処へやら、グイグイくる輝さん(*≧∀≦*)




ゆっくりでいいからって言ったのに!

グイグイきすぎ!




と、私何度言ったかしら?




その度にアタフタする輝さん。

見かけは渋いアラフィフさんなんですけどね。

そのギャップが可笑しくて、可愛くて。




たまに急かされるけれど(^^;; ゆっくりな私に寄り添い、歩調を合わせようとしてくれてるのが凄く伝わってきて、恋愛?の感覚を取り戻しつつあったと思います。

輝さんと、こうやって一緒の時を過ごすのもいいかもなぁ、なんてフッと感じたのが、告白から2カ月過ぎた頃でした。




それから少しして感じたこと


無理したら、きっと何処かで歪みがでてしまう。

それが ココロ なのか、お互いの家庭なのか、二人の関係なのか。




だから無理しない。無理できない。

輝さんにも無理させたくない。




家庭のこと、仕事のこと、その他諸々をちゃんとこなしてから二人の時間を過ごさせてって私からお願いしました。




うまく言えないだけど…

こんな私にも罪悪感だったり、後ろめたさというのか、そんな気持ちがあって、それを少しでも軽くしたいっていうか。

ズルくて浅はかな考えなんだけど、結局は自分を納得させるための手段がそれしかなくて。

これだけやったんだから、少しはいいよね?みたいなね。


文字にしてみると自己中丸出しが半端ないっすね(^^;;




輝さんは、なんだぁ、優先順位が1番下かぁって拗ねてましたけど(^^;;

でも理解してくれました。




今は

告白から間もなく10ヶ月になりますが、相変わらずメールも電話も欠かさずにしてくれる。

会えば甲斐甲斐しくお世話してくれる、まめまめ男です(^-^)




毎日一緒にいたい!っていう輝さんですが(^^;;

それはさすがに無理なので、1~2週間に1回くらいはお互い都合を合わせて会うようにしています。




よーく考えてみると、年寄り同士なので(^^) 無理をしたら1番に歪みがでるのは カラダ だろーねー。

変に頑張られると困るので、これは輝さんには言えないけどね(*≧∀≦*)

始まり 3

お互いに、偶然会いました風を装って、会社までの10分一緒に歩く事が出来ました。


あの人、その人と定まらないので、彼の名前を 輝さん にしますね(^-^)



輝さんは、突然告白して冗談だと思われてないか心配してるようでした。好きな気持ちは本当だよ。と。




私は、輝さんからの告白がとても嬉しかった事、勇気を出して伝えてくれた事にお礼をいいました。

けど、私は結婚してるので…と言いかけた時に、輝さんが 知ってるよ!って。




んぁ?

し、知ってて告白すんのかよ⁈ ∑(゚Д゚)

↑これは私の心の中のツッコミ番長の声。




あ、いや、あの、なんていうか、その…辛うじて女に見えるかもしれないけど、実は中身なんてホントにおっさん全開だし、この歳になって好きですっ言われても、ピンとこないというか…結婚してそういう感覚を忘れちゃって。だから輝さんの気持ちはありがたいんだけど、受け入れるというか、応えることは出来そうもないです。

ホントにごめんなさい。

そう言って輝さんを見ると、ニコニコしてた。

今まで見たことがない、すご〜く優しい顔して。




輝さんは、やっぱり 〇〇さん(私の苗字)はいいな〜!ゆっくりでいいから、その感覚を思い出してくれないかな?って。




ん?今断ったつもりなんだけど伝わらなかった?言い方おかしかったかな?なんて思ってる間に会社到着。




輝さんは、またメールしますね!って颯爽と去っていきました。




なんか、私、脱力です。

結婚してるのを伝える事が出来たのはいいけど、それを知ってての告白だったとはなぁ〜。

ストレートにいっちゃうと、婚外恋愛へのお誘いって事だよね?


ん?あれ?ちょっと待って。

好きとは言われたけど、付き合ってとは言われてないよね?

ただ輝さんの気持ちを受け取ればいいだけだったのかな?

感覚を思い出してと言われましても…。

そもそも中身を知らないのに好きになれるという高度な技術?は私には無いし。無理無理。

だからって、同じ会社で無下にもできないというかね。

ホントに輝さんのこと何も知らないんだよなー。



あ〜ぁ、やっぱり面倒な事になってしまった。

こんなことなら宗教の勧誘の方が良かったんじゃないか?なんて思ってしまった。




休憩の時間に輝さんからメールが3通きてた。

会社と自分の携帯番号。住所。

生まれてから今に至るまでを事細かに。

今どんな気持ちなのかも。

そして明日も一緒に出勤しましょうと。




断ったつもりだったのにな。

色々知ってしまった。




なんとなーく、色々な事がうやむや&グダグダなまま、私は輝さんのペースに完全にのみこまれ、秘密の関係に進んでしまうのでした。